サンゴ礁と周辺の生物観察
どうもです。
今日はいつもより長めです。
今日はサンゴ礁とその周辺に生息している生物たちを観察するという内容で、琉球大学へ行きました。
専門の教授が自ら講義してくれるとのことで、色々なことを知れそうでとてもわくわくしてました。
午前中は教室で座学をし、サンゴ礁や魚、その他生物の知識を学びました。
ちょっと話ずれますが、座学に入る前に、参加者の前で順番に自己紹介をするよう言われたんですが、緊張しすぎて何と言ったか覚えていません。
思い出そうとするとなぜかモー娘。のラブマシーンがWOW WOW流れてくるので、
多分脳が記憶を消したがってるんだと思います。
でも普段多人数の前で話すことがないので、ある意味慣れないことをしていい体験になったと思っています。
学んでびっくりしたことがあるんですが、サンゴって動物なんですね。
刺胞動物門という毒針を持っている分類に属していて、クラゲやイソギンチャクの仲間なんですって。
イソギンチャクは少し分かるけど、クラゲの仲間ってのはびっくりしました。
サンゴはクラゲの頭がひっくり返っているバージョン。と言うと仲間だということが分かりやすいと思います。
でも生態としては、生きるために光合成をする藻を住まわせていたりして植物っぽいなと感じました。
サンゴの白化現象の深刻化も学びました。
白化が起こる原因として、色々ありますが、一番は海水の温度上昇でした。→異常高水温
このストレスが最も強いらしく、海水を34℃にした実験では、24時間で白化していました。
1日で瀕死の状態になるんですね。
しかもサンゴって海の生態系にとってとても重要な存在で、サンゴを住みかとしている生物は多く、サンゴが白化して死んでいくとそれに伴い、かなりの種が絶滅すると言われてます。そこに住んでる生物を獲物としている生物もいなくなるため、そこ一体は廃墟と化します。
また、サンゴが人間にもたらす経済効果もなりの額で、観光や魚を補食することで何兆円とまで言われます。
サンゴの役割を知ると、白化現象が騒がれている理由がわかり、危機感をより身近に感じることができました。
私たち人間が出来ることはなんだろうと考えさせられました。
サンゴだけでなく、両性類(メス→オスと性転換できる者)の魚の種類やその他生物を知ることができて面白かったです。
現場に行く前に前知識を身に付けると観察がより楽しくなりますね。
午後は待ちに待ったイノー(浅瀬)で観察。
しかしアクシデントが……
海岸は現地集合でその現地が大度浜海岸だったんですが、
初めて行くのにスマホのナビアプリが不具合を起こし、道に迷って、待ち合わせに1時間も遅れてしまいました。
道中で平和記念公園に間違って入ってしまったんですが、迷いすぎて混乱したのか、
その奥に海岸があるんだと思いましたからね。ありえない希望をかけましたからね。
終いにはおかしくなって、このまま車を宿にしてどこか旅に出ようかと考えました。でもやっぱ家で寝たいよねという気持ちに至り、落ち着きました。
そんなこんなで頭おかしくなりながらも無事到着。
回り見渡して気付いたこと
ここ一度来たことあるーーーー。
ってなわけで、集合場所に向かうと参加者は先に観察してて、教授が二人いたんですが、内一人の先生が待っていました。
相当な時間を待たせていたので会ったとき、先生苦笑い。
だよね!
猛烈に謝って、その後観察に加わりました。
サンゴのドアップ
ナガウニ
夜行性で夜に食事をし、朝には元いた場所に戻る、という帰省習性があるらしいです。
ウデフリクモヒトデ
名前の通り、腕を振って水中に浮いてるゴミなどを食べてるそうです。
タコに似てますね。
ミナミイワガニ
すばしっこかった。
他にもナマコやフナムシ、貝などもいました。
あとは教授やアシスタントで来てた学生さんに直接色々聞いたりして観察しながら知識を得ることができました。
あと、一人の学生さんで、
魚を透明にするという研究を卒論も兼ねてしていると自己紹介で言っていたので、
気になって歩いている時に、どうしてそれをしようと思ったか聞きました。
すると、私が想像していた以上の大きいスケールの理由で研究していることがわかり、
感動・尊敬しました。
しかも素人の私にもわかりやすく教えてくれて
ありがたかったです。
聞いててこっちまでわくわくしました。
頑張って下さい。応援してます。
そんなこんなで楽しい時間はあっという間に過ぎ、解散となりました。
修了証書を頂き、記念になりました。
今まで植物や昆虫など陸のことばかり興味を持っていましたが、今回の講座で海の生物にも興味を持つきっかけとなりました。
ほんと楽しかったです。
ずっと興奮していたのか、終わったあとの疲労が半端ないです。でも良い疲れです。
帰り道なんですが、違う道から出発したのに道に迷わず、しかも行きよりも短い時間で帰れました。
どうしてかなー。
散歩行かな。